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2019年04月05日

みんな読んでね♫【ランニングシューズの選び方・履き方・ヒモの結び方】その①


トレランデビュー企画で、説明しましたシューズの履き方の補足の説明です。

当日は、風は強いし、寒いし、話に集中できる状況では無い上に、時間はないし、内容は濃いし。なので早口で色んなところを飛ばして結論だけを話したので、補足の説明を。

いや、単にわたくしが話したいだけです172

筋・腱・靭帯・骨格のことを考えていると楽しいんだよねぇ~face22

なんでこんなにも熱中しているのかと言うと、シューズの履き方一つで、脚(下肢)の機能が大きく左右されてしまうからです。

ランニングで言えば、ケガの治療と予防に繋がり、筋持久力もしくはスピードの向上が期待できます。

逆にしっかりシューズを選んで履かなければ、ケガとパフォーマンスの低下に繋がりますface12
「人は走る為に進化している」

人類進化の有名な言葉ですが、この言葉、間違いがありませんemoji02

下肢(かし)の構造を知るにつれ、この言葉の重みがよくわかります。

人は歩く為に進化していません。走る為に進化しています。体が確かにそうなっています。

そして人の体は、純粋なまでに「ランナー」です。私たちの想像を遙かに超えて・・・・・・・

だからランニングに関する様々な疑問の答えは、「体」が知っています

走り方は「体」が知っています。

という事で、交流会では足指(足趾)の重要性について説明しました

シューズの履き方が悪く、足指(足趾)が機能しない場合、どのような問題が起こるか、交流会ではほとんど説明できなかったので、一覧で紹介しますemoji13

ランニング、トレラン時の問題

  ・足底筋膜炎
  ・爪下血腫(足指の爪が黒くなり、剥がれたりする)
  ・マメ
  ・トレランでの捻挫
  ・トレランでの転倒
  ・鵞足炎
  ・腸脛靭帯炎
  ・股関節の痛み
  ・足の甲の痛み
  ・足首の痛み
  ・中足骨骨折
  ・トレランでのパフォーマンスの低下。特に下りでの足さばきの悪化(不安定性の増大による)
  ・フクラハギが攣りやすくなる。
  ・フクラハギの肉離れ。
  ・筋出力の低下(走力低下)
  ・シンスプリント
  ・ランニングフォームが崩れる(股関節の機能不全)
  ・靴下にすぐに穴が開く。


日常生活におけるの問題点

  ・偏平足の原因(主に成長期の子供)
  ・外反母趾の原因(主に成長期の子供)、そして症状悪化。
  ・内半小趾の原因(主に成長期の子供)、そして症状悪化。
  ・魚の目、タコの原因(イボは別の原因)
  ・変形性膝関節症を誘発
  ・股関節痛
  ・足の冷え性
  ・足、足首、フクラハギのむくみ
  ・脚の筋肥大を誘発(主に女性の場合。結果スタイルが悪くなる)
  ・О脚の原因
  ・X脚の原因
  ・腰痛を誘発
  ・肩こり、首の痛みを誘発
  ・足の臭いが強くなる。(足にストレスがかかった状態で靴を履いていると、多くの汗をかいて臭いが強くなる、と言う実験結果を基に類推)

本当ですか?

本当なんですemoji02emoji02
(カビラJの口調で)


これらは、すべて足指(足趾)の機能不全が大きく関係してます。足の指がうまく使えていないからです。

なんで足の指が機能不全になるのかと言うと、主な原因に「運動不足」、「家の中でもスリッパの使用」、「パカパカしたサンダルみたいな靴を履く」そして「子供の頃からの靴の選び方と履き方」です。

特に問題になるのが「足に合わないシューズ」と、履くときに「シューズを足に合わせずに履く」です。

シューズのサイズがあっていても、履くときに足に合わせずに履けば、それはサイズがあっていないのと同じです

そして足に合っていないシューズは、ランニングの際に着地衝撃で足が前にズレてしまい、足の指がシューズの先端とぶつかり足指が折り曲げられてしまうのです。

同時に親指と小指は、シューズの先端の圧力で、内側に曲げられてしまいます

シューズの中での足のズレが大問題で、その原因は「履き方」「シューズのヒモをしっかり結ばない」からです。

シューズの履き方の前に、まず足指がどうしてそんなに大事なのか説明します。

それが分かればシューズのヒモをしっかり結ぶということが「トレランの安全性」に繋がると言うことがよく分かりますよ。


【足の衝撃吸収のメカニズム】

みんな読んでね♫【ランニングシューズの選び方・履き方・ヒモの結び方】その①

足の踵の骨をブルーで表示しています。

この骨は、明らかにおかしいな形をしています。ランニング時には、体重の3倍もの力がかかるにも関わらず、そもそも体重を支える気が無いですemoji06emoji07

骨そのものは、踵の半分の面積しかなく、しかも外側にズレていて、内側はスカスカで、不安定そのものです。

体重がかかるスネの骨からの重心を黄色の線で表示してあります。

完全に重心からずれています。ちなみにスネの骨の隣の骨(腓骨)には、荷重能力は余りないです。



みんな読んでね♫【ランニングシューズの選び方・履き方・ヒモの結び方】その①

踵の骨は、体重がかかると不安定である事を利用して、赤い矢印の方向へ、内側に倒れ込みます。

内側に倒れ込むことで、足の縦アーチ(土踏まず)に力を加え、縦アーチが潰れることによって衝撃吸収を行いますが、実はそうではないのですemoji02



みんな読んでね♫【ランニングシューズの選び方・履き方・ヒモの結び方】その①

足の前面の画像に切り替わりました。

踵が倒れ込むと、踵の上にあるブルーで表示した距骨(きょこつ)が赤い線の方向へ内側に倒れ込みながら、前にある骨を押しつつ、外側に向きを変えて外側の骨も押す動きをします。

そして距骨の前にある二つの骨に力を伝えます

なんでこうなるかと言うと、踵の骨と距骨が接する面(距骨下関節、きょこつかかんせつ)に、斜めに滑り出すように凹凸があるからです。

この距骨(きょこつ)と言う骨は、絶妙な動きをして衝撃の分散をしてくれているのです(下腿の安定もやってます)。



みんな読んでね♫【ランニングシューズの選び方・履き方・ヒモの結び方】その①

距骨に押された二つの骨(ブルーで表示)は、それぞれにさらにその前の骨を赤い線の方向へ押し出します。



みんな読んでね♫【ランニングシューズの選び方・履き方・ヒモの結び方】その①

押された骨(ブルーで表示)は、さらにその前の骨を赤い矢印の方向へ押し出し、足のすべての指の先端にまで力が伝わります

距骨によって分散された力は、最終的に親指を正面方向へ押し出し小指、薬指を斜め外側に押し出します

人差し指、中指は、少し外側に広がる感じです。

足の指全体で見ると、外側に広がる動きをします。

この一連の動きが足の横アーチを潰す動きになります。

縦アーチ(土踏まず)が潰れる話に戻りますと、縦アーチは、横アーチが潰れることによって潰れます

これは、前述の通り足の骨が相互に強く関連して動いている為です。

横アーチと同時に潰れる感じですね。縦アーチだけでは、着地衝撃にとても耐えられないのです。

ですので踵の骨、縦アーチ、横アーチが協力して足全体で衝撃を分散、吸収しているのです。

さて、この大事な横アーチですが、これを支えている筋肉や靭帯は大した力がありません。

筋肉は小さな筋肉が一つか二つあるだけで、靭帯も小さいものしかありません。簡単に潰れてしまいます。

ちなみに縦アーチには、足底腱膜、後脛骨筋、短趾屈筋、長足底靭帯、足底踵舟靭帯など強力な筋腱靭帯が存在します。

横アーチは、拇趾球と小趾球(小指の付け根)の間の足裏(前足部)の摩擦力と五本の足の指の力によって支えられています

五本の足の指と足裏(前足部)が、地面との摩擦でググッといい感じで粘りながら外側に広がることで、横アーチもいい感じで潰れ、その分だけ縦アーチと踵の負担が減ります。

さらに横アーチが潰れることで、足全体が外側に広がって、接地面積が増えるので足の安定性も増します

ですので、足がシューズの中でズレて、足の指が押し曲げられしまうと指に力が入らず、足の機能が低下してしまいます。

さらに良くないのが、シューズの中で指が押し曲げられるときに、親指と小指が内側に曲げられてしまう事です。


みんな読んでね♫【ランニングシューズの選び方・履き方・ヒモの結び方】その①
親指と小指が内側に曲げられると、骨の動きにより横アーチが広げられてしまい、ほとんど機能しなくなってしまいます緑の線の方向へ広がる)。

これが日常生活での外反母趾の一番の原因です。これが引き金になり、過回内になりО脚になり、長拇趾屈筋の腱牽引が重なり、重症化します。

とりあえず、ここまでの話をまとめると・・・・・・・

・シューズがズレると足の指が機能しなくなる。ズレれば足底筋膜炎になる。
               
・足の指が機能しなくなると横アーチが機能しない。指も広がらないので安定性も低下し、足が揺れる。
         
・横アーチが機能しないと縦アーチの負担が増大し、大きく潰れる。
         
・縦アーチが大きく潰れると、脛が内側に倒れ込み、膝が歪む。鵞足炎になる。
         
・膝が歪むと股関節が歪む。
         
・股関節が歪むと太ももの骨の可動方向がズレて、可動範囲も狭くなり、股関節の運動能力が低下し、神経の廃用性も進む。
         
・股関節の機能低下により、ランニングフォームが崩れる。ひざ下で蹴る走り方、ガニ股走り、骨盤後傾走りなど。
         
・股関節が歪むと骨盤が歪む。坐骨神経痛などの要因。
         
・骨盤が歪むと腰椎が歪み、頸椎(首)も歪む。ランニング時の腰痛
         
・足の衝撃吸収能力が落ちているので、足首、膝、股関節、腰などに大きな衝撃が日常的に加わり続けるシンスプリントの要因
         
・足の各関節が歪むので、本来骨で体重を支えるはずが、筋肉で支えなければならず、足が太くなる(筋肥大化。主に女性の方)。
         
・足の機能不全により、フクラハギ周辺(下腿)の筋肉の動きが悪くなり、血流が悪化して、むくみ、リンパも老廃物がたまる
         
・血流が悪いので、冷え性になる足に老廃物がたまり足がつらい状態になる
         
・骨が歪むので、О脚、X脚になる。

大変emoji02


ブログがとんでもない長さになってしまったemoji06emoji06まだシューズのことを一言も言ってない。

記事を分けて書きます。

でもさっemoji15こうしてブログで説明しておけば、交流会の時に「一緒にヒモを結びましょう。細かい説明はブログを読んで下さい。」で済みますもんね。

このシューズのヒモ問題は、「トレランの安全性」に関わる事なので、言わないわけにいかないのですよ。


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